最新刊行本

真理について

永井 潔 著

4/6判 上製本  定価(本体1500円+税)

― 没後十年特別企画出版 ―

本著は「フェイク(嘘)とどう闘うか」の実践的な指南書ではない。

これは真理とは何かを問う認識論や哲学の分野に属する、永井潔自身にとっての「真理入門」の書である。

画家でもある彼が芸術(とりわけ「芸術的真実」)とは何かを明らかにするために、それを含み対向する「真理」そのものを明らかにしようとした挑戦の論考である。

―北野輝「永井潔〝真理論入門〟への誘い」(巻頭解題)より

 

現在映画批評・映画評論 日本映画が色とりどりに、豊かに花開くために

羽渕三良 著

新書判 並製本 定価(本体700円+税)

本書の特徴は、一番目に映画評論家山田和夫さんの思い出や実績を少しでも多く書きのこすこと。二番目は、本書の中に私以外の、私に関する文章が登場していること。三番目は、第二章の『書評』の中で、教師仲間の友人が『現在映画評論―映画が自由を奪われないために』の書評を書いてくれている。四番目は、『日本映画時評』という章を取り入れていること。五番目に、世界と日本の多様な映画の紹介をし、当時直接それらの映画を見られた人や、見られなかった人も作品評を読んでいただいて、映画を楽しんでもらえれば…。

日本映画の抜本的な再生に役立つことを見つけ、『日本映画が色とりどりに、豊かに花開くために』活動できれば、と思っている。

本文「まえがき」より

噴火のあとさき

大浦ふみ子 著

小B6判 上製本  定価(本体1000円+税)

「逃げろーっ、逃げろーっ」血を吐くような絶叫が耳に届いた。
あの声。やはり彪(あきら)だった気がする……。
あっと言う間に、あたりは夜のように暗くなった。(本文より)
1991年6月3日、雲仙普賢岳の大火砕流で、消防団員12名が被災した。東日本大震災でも消防団員の命が……。火山国で暮らすということは……。生き残った団員の視点で当時を振り返り、火山との共生を探る。
 ※「谷間にて」併載

「冬の時代」の光芒 夭折の社会主義歌人・田島梅子

碓田のぼる 著

4/6判 上製本 定価(本体1500円+税)

田島梅子の残した作品―小説と短歌―は、決して多いものではありません。しかし、これらの作品創造のたたかいが、「冬の時代」に多くの表現者が背を低めて打ち伏していた時、田島梅子は、その風圧の直下で、病身を支えながら、明るく、毅然としてたたかい、かつ書き、また歌ったのでした。

その晩年の創造活動は、まさに「冬の時代」の一条の光芒でした。田島梅子の時代に対するその身の立て方は、今日、私たちにとって、あらためて学び直さなくてはならないでしょう(本書/「終章」より)

サクラ花の下

大浦ふみ子 著

小B6判 上製本  定価(本体1000円+税)

「戦後は続くのか……」70年ぶりに再会した幼なじみのふたり、かつての学徒動員先や空襲に遭った市街を巡る。いま、故郷が語りかけてくるものとは。そして満開の桜の花の下に現れたのは……。
軍港都市佐世保に生まれ育った著者ならではの故郷への思い溢れる作品集。※「させぼ草双子」併載

歌集 歴史

碓田のぼる 著

4/6判 上製本 (函入り) 定価(本体2000円+税)

 啄木、渡辺順三の志を受け継ぎ、日本共産党に寄り添い、戦後の時代を刻んできた著者が、戦争と平和の危機に直面して何を思うのか。そこに、戦後をともに生きてきた妻との永訣が重なる。「歴史」はときに苛酷だが、それを乗り越えて、いま希望がある。
著者渾身の第14歌集。

根岸君夫 油彩画集

根岸君夫 著

B4判変型 上製本 定価(本体10000円+税)

 絵を志してから60年あまり、油彩による自分なりの表現の深まりをもとめて、できるだけ多くの時間を作画にあてようと努力して過ごしました。
この間に描かれた作品、大小約1600点のうち油彩の190余点を今回の画集に載せました。
選定に当たっては、作品としてのまとまりを基準としながら、……すべての方々への感謝の思いを込めての画集発行です。(本書/あとがきより)

書簡つれづれ-回想の歌人たち

碓田のぼる 著

4/6判 上製本 定価(本体1500円+税)

 長い間、手許に残してきた、先輩、友人、知己などの古い手紙やハガキなどを、時あって読み返すとき、そこに、書き手と読み手との、二者だけの回路に、その後の歴史が積み重なってきていて、ある種の社会性を帯びてきていることを感じます。
こうした書簡の送り手と受け取り手とが交し合った、単線回路に立ち会っていただき、今を生きるうえでの、何がしかのよすがを得られるならば、著者としては望外の幸せであります。(本書/「はじめに」より)

ひびきあう生命(いのち)-なごや八竜湿地と私-

柴田美子 著

A5判・上製本 本体(1500円+税)

 名古屋・八竜湿地の春夏秋冬は、次から次へと咲く花や、そこで息衝く生きものたちの生命の営みによって、その季節を知ることができる。
その八竜湿地の四季のすばらしさ、自然の不思議に魅せられて、保全作業と自然観察会
を続け20年がたってしまった。これまでのボランティア活動の記録……。(本書/あとがきより)

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