著者:小林 昭

A5判 上製本 240ページ 定価(本体1600円+税)

 

「私の文学に求むるところは批評である(石川啄木)」——この言葉を導きに遠藤周作、大岡昇平、葉山嘉樹、梶井基次郎など作家たちの「批評精神」を読み解く評論集。

著者は肺結核のため国立岡山療養所へ入所。朝日茂、右遠俊郎らと交流し、朝日訴訟において現地対策委員会の事務局長を務めた。

「朝日訴訟を生きた頃」「朝日訴訟の歌」を併録。