ISBN978-4-87662-634-2 Ｃ0093
和田 逸夫 著
四六判 並製本 定価（本体1,500円+税）
「未来を生きていくために、忘れたっていい過去もあるんだよ、と。でも忘れてはいけない日々もあると、ぼくは思う。あの頃の、はじまりの日々。ぼくは十二歳になったばかりだった。」「生きていくということは、失うのでなく、つながりあっていくということかもしれない。」
児童養護施設に預けられた少年が心の奥深く刻まれた傷を癒し、生きることに希望を見出していく。人間が再生していく過程を浮かび上がらせる感動の物語。
「本文」より
