噴火のあとさき 978-4876626076大浦ふみ子 著 小B6判 上製本 定価(本体1000円+税) 「逃げろーっ、逃げろーっ」血を吐くような絶叫が耳に届いた。 あの声。やはり彪(あきら)だった気がする……。 あっと言う間に、あたりは夜のように暗くなった。(本文より) 1991年6月3日、雲仙普賢岳の大火砕流で、消防団員12名が被災した。東日本大震災でも消防団員の命が……。火山国で暮らすということは……。生き残った団員の視点で当時を振り返り、火山との共生を探る。 ※「谷間にて」併載 前の書籍へ 次の書籍へ