碓田のぼる著 A5判
「石川啄木と杉村楚人冠 閉塞の時代とその親愛」
定価(本体1714円+税)
ISBN 978―4-87662-561-1 C0095

なぜか秘匿されてきた楚人冠宛の二つの書簡。一つは、「大逆事件」の被告・管野須賀子が死刑直前に送った「針文字書簡」、もう一つは、死期迫る病床から啄木が書き送った三通の書簡。明治末期の閉塞の時代における人間精神の輝きを追及した、啄木研究に新風をおくる力作評論