わが船は霙ましける冬の海を風にさからい波たててすすむ
著者:金井 廣
四六判並製頁数:228
発行:1997年12月20日
★『初恋』の続編にあたり、医学の道を志しつつ社会主義に近づく青春を描く「迷羊」。共産党員として医師として、戦後の激動期を生きる敬三とその妻を描く「みぞれ」。革命運動の戦友にして無二の親友である敬三と騎東、その老年期の交わりを味わい深く描く「蕗の薹」の3作。